幼稚園を選んだ理由
1位にくるのは
「子どもが楽しそうだったから」
最も多いのはこの答えですね。どの幼稚園でも、中には私たち幼稚園関係者から見てとても楽しい保育を行っているとは思えない園でももこの答えがトップにくるので本当は別の理由があるのかもしれません。
保育に対する考え方は色々なので厳しさから生まれるものもあるかもしれません。そういう保育を否定しているわけではありません。
子どもは楽しむことの天才です。一日の大半は笑っています。わが身を大人に保護してもらうための生物学上の戦略なのかもしれませんが。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが幼児は楽しい活動からしか学ぶことはできません。大人のように見通しを持って今の利益(楽しみ)を先送りすることができないからです。年齢が下がるほどそうです。ただし、マシュマロテストの例のように4歳児の時点で欲望をコントロールすることができる子はそうでない子よりも人生において成功する確率が高いことも知られています。
子どもが「楽しいな」と思っている間に、あるいはそのことで知らず知らず(微妙な負荷は必要です)自己コントロール能力を育むのが幼稚園だと思います。決して子どものお世話をしているわけではありません。(お世話をしていないわけではありませんがそれがメインではありません)
幼稚園の先生は思われているよりもすごいことをしています。
大阪市の小学校教員採用試験の倍率が危険水域の3倍を割り込んでいます。幼稚園なんかはそもそも教員の需要が供給を上回っている状況が続いていますので偉そうなことは言えませんが。
私は元公立高校の教員でしたが、その立場から言わせていただくと3倍の倍率は無いのと同じです。
東京は空前の私学進学率だそうです。コロナ下なのに。あるいはコロナ下だからか。公立の教育があてにできないからそうですが公立の先生も大変です。
学校(幼稚園も)が働く人にとってやりがいのあるものでなければならない。もう少しゆとりを持って働けるところでなければならない。そうでなければ今後ますます質は低下していく。そして日本の教育は世界に冠たる失敗例になるかもしれません。
コロナとオリンピックであまり耳目を集めることはありませんが、事態はそれほど深刻だと思います。
ちょっと休憩。
ホールで体育指導。跳び箱です。
年長さんが植えた朝顔がここまでのびました。朝顔の花が咲くと夏真っ盛り。
4月まいたヒマワリの種が今はこんな感じです。本当はもっと大きくなっているはずでしたが、(悪い)ネコちゃんにほじくられて植えなおしたものです。
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