昨日10月4日に入園検定を行いました。1名の辞退者もなく、またこちらからご相談申し上げる方もいらっしゃらなかったので、1日に願書を受け付けた方全員をお受けすることといたしました。
順風満帆といいたいところですが、このところの大淀幼稚園近辺の幼児数の増加は著しく、たくさんのキャンセル待ちの方を生み出すことになりました。
「市(府)に掛け合って、園児数の定員を弾力的に運営してほしい」「受け入れ園児数を増やしてほしい」という要望やあるいは苦情などをたくさん頂戴したことも事実です。
正直あと一人(できれば二人)先生を採用できればあと少しは受け入れ可能かとは思いますが、その一人がなかなか採用できません。全国的な傾向で、先生が集まらないからやむなくクラスを1クラス減らした、という園も増加しています。
かてて加えて預かり保育も無償化されますのでその影響も心配です。当園の場合今のところ(といっても一週間もたっていませんが)目立った影響は感じていませんが、今後需要が増加した場合は先生の負担も増えてしまいます。今の状況で受け入れを増やすとかえって子どもにとっても良くないことになると思いますのでキャンセル待ちの皆様にはご負担をおかけしますがご理解ください。
幼児教育を無償化するよりも保育所を増やすべきだ。そうすれば問題は解決するという考えが根強くありますが絵に描いた餅です。そもそも現在の保育士不足、幼稚園教諭不足の原因は急激に保育施設が増えたことにあります。施設が急増すれば人材が枯渇するのは当たり前です。人材が枯渇する場残った少ない人員に負担が集中することになります。負担が増えれば当然嫌になって辞める先生も増えます。そうすると更に人材が枯渇します。今はそのような状況です。長時間保育等の保育制度そのものの改革が急務です。お金を出せば何とかなるものではありません。(もっとも、お金も大切です。当園も処遇改善に取り組んでおりますことを念のために申し添えておきます。)
幼児教育保育が無償化されると幼稚園は需要がなくなるということをあちらこちらで言われます。そのような報道も目立ちます。でも、保育園が足りていないところは実際は幼稚園も足りていません。そのことも公平に報道してほしいところです。
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